All is well ！

今日は私の病院の検査結果が出る、一年で一番嫌いな日。闘病の辛さがフラッシュバックしてキツい。

気を紛らわせるため、インド映画「きっと、うまくいく」を観て自分に暗示をかけて、いざ病院へ。

おかげさまで9回目の"問題なし"との診断。泣きそうになりました。感謝です。

ずーっと思ってることを書いてみます。

９年前にふと自分で触れたしこり。診察時、心配ないと思うよーと笑って言ってた先生が、触診した途端に顔つきが変わりすぐに検査。良くない状況を確信して震えて泣く私に看護師さんも泣きながら手を握ってくれていた。病状がすすんでいてすぐに手術ができなかった。まずは抗がん剤治療開始。トラブルもたくさんあったけどなんとか手術までこぎつけての現在。あの時見つけてなかったら確実にいまここに居ない。

薬剤師として調剤していた薬を自分が使うことになるなんてとても不思議だった。死への恐怖、苦しい副作用、ままならない日常生活、仕事の不安、健康に暮らしている人への羨望、ちょっとした言葉に傷ついたり励まされたり。恥ずかしながら患者さんの気持ちが初めて分かった。身体も心も辛すぎた経験。私の人生のどん底はここ。

そんな私を多くの方々が支えてくださった。仕事もプライベートもとても心強かった。このご恩は一生忘れない。愛犬しゃるの存在もとても大きかった。ありがとう。

この病気の不安から一生逃げる事ができないのも事実。未だにとても苦手なことがある。

病院受診や検査。訃報や病気のニュース。霊柩車を見ること。迷信。大浴場。

そして大切にしている思いもある。

・命には必ず期限がある。後悔しないようやりたいことはやってみる。

・起きる、食事する、排泄する、眠る。これを当たり前と思ってはいけない。

・人にも犬にも物にも感謝して心を寄せる。

失くしたものも多いけど得たものもたくさんあった貴重な経験。これからも自分のペースでぼちぼちいきます。

All is well ！